日本には“衣食住”という言葉があります。
古い時代から、「着る」「食べる」「住まう」の3つが生活の基本となっていたからこそ、できた言葉だと思います。

しかし周りを見渡すと、洋服のおしゃれ感度も高く、美味しいレストランやお取り寄せ情報は知っていても、「自宅は整っていないから人を呼べない」「自分でする料理は苦手」という方が多いように思います。

忙しい私たちは、外で他人から見られる自分に気を遣い、外のおしゃれな場所で人と会い、手っ取り早く便利なものを買ってくる情報感度は上がったものの、いざ生活の立脚点となる「自分で暮らしを整える」ことを置き去りにしてきてしまっているように感じてしまうのです。

そんな現代の私たちは、たまに
「自分で暮らしを整えなくちゃ」
「暮らしを少しクオリティアップしたい」・・・
そう感じた時、それを実現する手段として料理教室に行ってみたり、フラワーアレンジメントを習ってみたりするのではないでしょうか?

しかし、花のレッスンで持ち帰ったステキなアレンジメントは、散らかった自宅に持って帰った瞬間、なぜか魅力が半減してしまった。そもそも自宅はモノに溢れて花を飾るスペースなんてない。

料理教室の先生は手際よく料理をしていたけれど、自宅で再現しようとしたら、キッチンツールは引き出しの中で絡み合い、洒落た大皿は何枚も重なった上のお皿をどかさなければ取れないので、いちばん上の“いつものお皿”を使うことになって、盛りつけも素敵に決まらない。

そしていつも「実生活なんて、こんなものか」と自分を納得させる・・・そんな経験はありませんか?

そうなってしまうのには理由があると思うのです。


「暮らし」は生活のベースになる家という空間に、心地よいものが飾られ、その中で料理をしたり会話をしたり・・・が繰り返されてできあがるもの。
それなのに、世の中には “収納やインテリアの情報”、“お花のレッスン”、“お料理教室”、が分断されて点在しています。

すべてが混ざり合って「暮らし」が出来上がっているのに、どれかひとつだけの部分的なスキルを持ち帰っても「暮らし」は整わない。
私たちはそう考えるのです。

このLESSONは、こんなことが思いあたる方の「暮らし」をもっと気分のいいものにするために企画しました。

だからこそ、私たちが展開するのは「暮らし」を整えるレッスン。
暮らしのベースとなる家を整え、使いやすく整ったキッチンで料理をし、季節の花を飾って空間を浄化する。

“表面的な「暮らし」の一部”ではなく、“「暮らし」全体”を整えるレッスンです。
 今の「暮らし」を変えたいけれど、何をしたらいいか分からない、
誰かに背中を押してもらいたい。
そんな気持ちを抱えて、ぜひレッスンにいらしてください。

みなさまとお会いできるのを楽しみにお待ちしております。